2-futsunohibi

vol.2『普通の日々』

【2003年5月17日〜18日】

旗揚げ公演が最初で最後の公演になる予定だったのが、約1年の沈黙を経て2回目の公演へ。まだまだ舞台のことが分かっておらず「天然芝を舞台に敷き詰める」という愚行に出て、劇場中を砂塗れにしてしまう。また、その後しばらく劇団の運営を担うことになる徳久葦流が公演に参加。この公演のテープ(当時はまだビデオテープだった!)を観た、後に劇団員になる宮井洋治と丸山正吾がボブジャックに興味を持つようになる。

Story

その公園には公衆電話が一台、ポツリと佇んでいた。その公衆電話にはある噂があった。

『死んだ人から電話が架かってくる』という噂が…。

フリーライターの山崎健一はその真相を確かめようと公園を訪れた。そしてそこで、噂を聞き、亡くなった人の声を求めてやってきた4人の男女と出会うことになる。書くネタを探していた山崎は彼らに取材を申し込み、「その場で記事を書き、みんなの前で発表する」という条件付きでその許可を得る。ひかり、雅代、次郎、平尾の4人は、それぞれの立場でそれぞれの大切な人を失い、未だにその死から開放されていない悲しい人々であった。

そして、話を聞き山崎が書いた記事は、いつまでも後ろ向きに生き続けている彼らに前向きに生きるようになってほしいと願うものだった。しかし、その記事が引き金となり、山崎とひかりとの間で口論がはじまる。
お互いがお互いのことを傷つける口論が続く中、今まで沈黙を続けていた公衆電話が、突然けたたましく鳴り始める…。

Outline

■作・演出
守山カオリ

■Cast
扇田賢
浜倉ちゑ
徳久葦流
後藤洋二
大森あき

■Staff
照明:伊藤朋美
音響:井上喜弘(ニセマッチョ)
宣伝美術:井上喜弘(ニセマッチョ)
制作:ボブジャック商会

■Place
新宿サニーサイドシアター

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