3-hebereke

vol.3『へべれけ』

【2003年12月9日〜10日】

3回目の公演、この作品で初めて大きな拍手を頂き、「劇団として続けていこう」ということになった転機の公演。その後2回再演されていることからも劇団として思い入れの深い作品。この公演より植木希実子と宮井洋治、丸山正吾が参加。はっきりとした意思表明はなかったが三人とも劇団員となる。

Story

「僕の日課は途方にくれること…」

ねぶたやなまはげなどの衣装を身にまとった女性たちが接客してくれる郷土色豊かなピンサロ『FURUSATO』。その店長、二階堂守には多額の借金があった。目下のところ返す当てはない。彼には兄がいる。唯一の家族、二階堂宝。2人は仲の良いどこにでもいる兄弟なのだが…。

そんなある日、ついに営業中の店に借金取りが現れる。それが、守の大災難な1日の始まりを告げる号砲だった。守にほのかに思いを寄せるピンサロの従業員・わら子、同じく従業員で認知機能障害を持つチャイ子、そのチャイ子に恋焦がれているオタク男、はたまた守の元恋人も巻き込んで物語は疾走していく。そして、行き場を失った守が宝の手を取り最後にとった行動とは?

小さな場末のピンサロで繰り広げられる2人ぼっちの兄弟の物語。

Outline

■作・演出
守山カオリ

■Cast
扇田賢
浜倉ちゑ
徳久葦流
宮井洋治
福田英史
植木希実子
名倉利江子
丸山正吾

■Staff
照明:伊藤朋美
音響:大下友毅
宣伝美術:井上喜弘(ニセマッチョ)
制作:ボブジャック商会

■Place
池袋小劇場

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